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​ユリのお手入れガイド

購入時

  • 茎の下2cmを、よく切れるハサミで斜めにカット(できれば水の中で)

  • 水に浸かる部分の葉を取り除く(2〜3枚は残す)

  • 届いた直後は深めの水に2〜3時間浸ける → その後は茎の下1/4程度の水量に

水揚げ — 届いたらすぐに

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水換え — きれいな水が長持ちの秘訣

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  • 夏は毎日、それ以外は2〜3日に一度水を全部入れ替える

  • 水換え時に茎先を5mmほどカットし、ヌメリを洗い流す

  • 咲き終わった花は付け根からカットして取り除く

  • おしべの花粉は花が開いたら早めにティッシュで取る(受粉すると花の寿命が縮みます)

置き場所 — 涼しく、風の当たらない場所へ

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  • 直射日光・エアコンの風が当たらない涼しい場所に飾る

  • 夏場の車内放置は厳禁(つぼみが茶色くなり咲かなくなります)

  • りんご・バナナ・桃などの果物の近くに置かない(エチレンガスで花が早く老化します)

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置き場所 — 風の当たらない場所へ

よくある質問

おうちに着いたら、まず

  • 最初の10分のひと手間で、花もちが数日変わります。手順は3つだけです。

    1. 茎を2〜3cm切り戻す…水の中で、よく切れるハサミやナイフで斜めにカット(水切り)。切り口を新しくすると水の吸い上げが復活します。

    2. 水に浸かる葉を取り除く…水中の葉は水を傷める一番の原因です。花瓶の水位より下の葉はすべて取ってください。

    3. たっぷりの水に活ける…ユリは大きな花を咲かせるぶん、水をよく飲みます。茎の1/3以上が浸かる深さが目安です。

    農園から直送のユリは、移動で少し喉が渇いた状態で届きます。最初の水切りだけは、ぜひ省略せずに。

  • ポイントは「重さ」と「深さ」です。ユリは茎が長く花が大輪なので、頭が重くなりがち。安定感のある、口がすぼまりすぎていない花瓶がおすすめです。目安は、花瓶の高さが茎の長さの1/2程度。

    ちょうどよい花瓶がなければ、麦茶用のガラスポットや空き瓶に重しの石を入れても十分です。1〜2本を高さを変えて活けるだけで、ユリは絵になります。

  • もちろん大丈夫です。むしろ短めに活けると水の吸い上げがよくなり、花もちにはプラスです。飾る場所に合わせて思い切って調整してください。

    切った下側の茎に蕾が付いていたら、小さなグラスに挿しておくとそちらも咲きます。2か所で楽しめて、少し得した気分になりますよ。

毎日のお手入れと花もち

  • 蕾の状態から順に咲いていくので、環境がよければ10日〜2週間ほど楽しめます。

    ユリは1本に複数の蕾が付き、下の蕾から順番に開花します。1輪目が終わる頃に2輪目が開く「リレー」が、ユリの切り花のいちばんの魅力。咲き終わった花をこまめに摘むことが、リレーを最後までつなぐコツです。

  • 夏場は毎日、涼しい季節は2日に1回が目安です。水替えのときは、次の3点セットで。

    1. 水を全部入れ替える

    2. 茎のぬめりを指で洗い流す

    3. 茎の先を1cmほど切り戻す

    ぬめりは雑菌の膜で、これが導管をふさぐと花が水を飲めなくなります。「水替え=茎も洗う」と覚えていただくのが、花もちへの一番の近道です。

  • あれば使うのがおすすめです。ユリは蕾を開かせるのに糖分(エネルギー)を使うため、栄養剤入りの水では蕾の開きがよくなり、花色も冴えます。規定の倍率で薄めて使い、水替えのたびに作り直してください。

    手元にない場合は、こまめな水替えと切り戻しだけでも十分きれいに咲きます。

    ※砂糖や漂白剤を自己流で入れる方法は濃度の加減が難しく、かえって傷めることがあるため、当園ではおすすめしていません。

  • 「涼しくて、風が直接当たらない場所」が正解です。避けていただきたいのは次の3つ。

    • 直射日光…花の温度が上がり、開花が早まりすぎます

    • エアコンの風が直撃する場所…乾燥で花びらが傷みます

    • 果物のそば…リンゴやバナナが出すエチレンガスは、花の老化を早めます

    玄関や北向きの部屋など、少しひんやりする場所ほどゆっくり長く咲きます。夜だけ涼しい部屋に移す「夜間避難」も効果的です。

  • 花びらがしおれてきたら、花の付け根からポキッと折るか、ハサミで切り取ってください(花がら摘み)。

    終わった花を残しておくと、そこに水分と栄養を取られて、次の蕾の開きが悪くなります。

    摘むたびに姿がすっきりして、次の蕾が主役に切り替わっていくのも、ユリの楽しみのひとつです。

ユリならではの疑問

  • 花が開いたら、花粉が出る前に「葯(やく)」を取るのがコツです。開花直後、花の中心にある6本の先端(葯)がまだしっとりしているうちに、ティッシュでつまんで抜き取ってください。素手でもポロッと取れます。

    もし服についてしまったら、絶対にこすらない・濡らさないでください。乾いた花粉はセロハンテープで軽く叩くように取るか、日光に当てると色が飛びます。こすると繊維に染み込んで落ちなくなります。

    なお、当園の八重咲き品種(シャルドネ、ベルベデーレなど)は花粉がほとんど出ません。「花粉のお世話が面倒」という方には八重ユリがおすすめです。

  • 色づいてふくらんだ蕾は、ほぼ咲きます。いちばん先端の小さく固い蕾は、環境によっては咲かずに終わることもありますが、これは自然なことですのでご安心ください。

    咲かせるコツは「水をたっぷり・栄養剤・涼しい場所」の3つ。逆に早く咲かせたいときは、少し暖かい部屋に移すと開花が進みます。お客様を迎える日に合わせて、置き場所で開花をコントロールしてみてください。

  • 3つの方法があります。

    1. 葯を早めに取る(香りの一部は葯からも出ています)

    2. 玄関や廊下など、少し離れた場所に飾る

    3. 香りひかえめの品種を選ぶ

    ユリの香りは、品種でまったく違います。当園の品種一覧では、農研機構の香り分析にもとづく「香りのジャンルと強さ」を品種ごとに記載しています。LAユリ系はほぼ無香、オリエンタル系でもバンドームのように控えめな品種がありますので、次にお選びの際の参考にしてください。

  • 花びらの枚数が多く、開くほどにバラのような豪華さが出るのが八重ユリです。実用面での違いは2つ。花粉がほとんど出ないので服や家具を汚す心配が少なく、香りもマイルドな品種が多いこと。

    「ユリは好きだけど、花粉と香りが…」という方にこそ試していただきたい系統です。

困ったときは

  • 水が上がっていないサインです。次の応急処置を試してください。

    1. 茎を水中で3cmほど大きく切り戻す

    2. 新聞紙で花から茎まで全体をまっすぐ包む

    3. 深い容器にたっぷりの水を張り、茎の半分以上を浸けて2〜3時間置く(深水)

    涼しい場所で行うと、より効果的です。多くの場合、これでシャキッと復活します。復活しない場合は茎の中まで傷んでいる可能性がありますので、お届け直後でしたら当園までご連絡ください。

  • 下のほうの葉から順に黄色くなるのは、開花にエネルギーを送っている自然な変化で、花には問題ありません。黄色くなった葉は手で取り除いてください。見た目もすっきりし、水も傷みにくくなります。

    全体が一気に黄変する場合は、水切れか置き場所が暑すぎるサイン。ひとつ上の「深水」と、置き場所の見直しをお試しください。

  • ユリは猫にとって体質に合わない植物で、花びらや葉、花粉、活けた水を口にすると体調を崩すおそれがあることが知られています。猫と暮らしているお宅では、猫が立ち入らないお部屋で飾っていただくのが安心です。

    猫のいるお宅への贈り物には、ユリ以外のお花をおすすめすることもできます。贈り先に合わせた花選びも、どうぞお気軽にご相談ください。

もっと楽しむ

  • 「蕾がふっくら色づき、1輪だけ咲きはじめている」くらいが理想です。全部咲いた状態は美しい反面、おうちで楽しめる期間は短くなります。

    当園では、畑で蕾の熟度を見きわめて、お手元でいちばん長く開花のリレーが続くタイミングで収穫・出荷しています。「◯日の記念日に満開にしたい」といったご相談も承りますので、ご注文の際にお気軽にお申し付けください。

    ※切り花のユリを球根として育て直すことはできませんが、ユリそのものは球根から育てられる花です。ガーデニングにご興味があれば、店舗でお声がけください。

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